リモートワークが定着して、通勤のストレスから解放された!と喜んでいたのもつかの間。毎月ポストに届く電気代の請求書や、WEB明細の金額を見て、思わず二度見してしまった経験はありませんか?僕もその一人です。
「えっ、先月より数千円も高い……」と、夫婦で顔を見合わせてため息をついた日のことは忘れられません。家にいる時間が長くなれば、当然ながらエアコン、パソコン、照明などの稼働時間も増えます。特に夏場や冬場は、一日中空調をつけていることも珍しくなく、「このままでは家計が大変なことになる」と頭を抱えてしまいました。
かといって、節約のためにエアコンを我慢して汗だくで仕事をしたり、寒さで指先が動かなくなって仕事のパフォーマンスが落ちてしまっては本末転倒ですよね。家族のためにも、自分のためにも、快適な環境は維持しなければなりません。
そこで、ガジェットの力を借りて「無理なく、賢く」電気代を節約する仕組みづくりに挑戦してみました。今回は、僕が実際に試して効果を感じた、在宅ワークならではの節約の工夫をご紹介します。
1. 家電の「見えないムダ」をスマートプラグで退治する
節約の第一歩は、敵を知ることから。家の中でどれくらいの電気が使われているのか、意外と正確には把握できていないものです。そこで導入したのが、消費電力をスマホアプリでリアルタイムに確認できる「スマートプラグ」でした。
待機電力、塵も積もれば山となる
コンセントと家電の間に挟むだけで使えるこの小さなガジェット。これを使って仕事部屋の機器の電力を測ってみたところ、驚くべき事実が判明しました。使っていない外部モニターやプリンター、そして充電が完了しているのに繋ぎっぱなしのノートパソコンが、地味に待機電力を消費し続けていたのです。
一つ一つの電力は微々たるものですが、24時間365日となれば無視できません。そこで、スマートプラグのスケジュール機能を使い、仕事が終わる夜間から翌朝までは自動的にコンセントからの給電をオフにする設定にしてみました。
手動で毎日コンセントを抜くのは絶対に長続きしませんが、ガジェットに任せてしまえば全自動です。「無駄な電気を使っていない」という精神的な安心感が得られたのは、思いのほか大きな収穫でした。
2. 部屋全体ではなく「自分だけ」を快適にする空調術
在宅ワーク中の電気代を押し上げている最大の要因は、間違いなくエアコンです。家族全員がリビングで過ごす休日ならともかく、平日の日中に自分一人しかいない仕事部屋全体をガンガン冷やしたり温めたりするのは、よく考えるとすごくもったいないですよね。
足元や手元をピンポイントで快適に
そこで僕は「空間全体」を適温にするという考え方から、「パーソナルスペース」だけを快適にする方法へとシフトしました。
例えば冬場なら、足元をぐるりと囲むように設置できるデスク下の「パネルヒーター」が大活躍します。エアコンの設定温度を2度ほど下げても、足元がポカポカしているだけで体感温度は大きく変わるんです。消費電力もエアコンに比べればかなり少ないため、電気代の削減効果は絶大でした。
夏場であれば、部屋の空気を循環させるサーキュレーターの出番です。エアコンの風を直接浴びるのではなく、サーキュレーターで部屋の空気をかき混ぜることで、少し高めの温度設定でも十分に涼しく感じられます。卓上の小型USBファンを併用するのも効果的でした。
スマートリモコンで温度を自動コントロール
さらに、スマートリモコンを使ってエアコンの温度管理を自動化しました。「室温が28度を超えたら冷房をオン」「26度を下回ったらオフ」といった具合に、あらかじめ条件を設定しておくのです。
仕事に没頭していると、ついエアコンの調整を忘れて部屋が冷えすぎたり温まりすぎたりしてしまいますが、ガジェットに任せてしまえば常に快適で、かつ無駄のない省エネな環境を維持できます。
3. 毎日使う「仕事道具」の設定を見直す
意外と盲点になりがちなのが、毎日長時間稼働しているパソコン本体や外部モニターの設定です。これらもほんの少し工夫するだけで、日々のちりつも効果を発揮してくれます。
モニターの明るさ、最適ですか?
外部モニターを使って仕事をしている方は、ぜひ一度画面の明るさ(輝度)をチェックしてみてください。購入時の初期設定のまま、必要以上に明るくしていませんか?
僕は部屋の明るさに合わせて、モニターの輝度を思い切って下げてみました。これだけで消費電力を抑えられるだけでなく、長時間エクセルや企画書などの白い画面を見続けた時の目の疲れが、驚くほど軽減されました。節電にもなり、目の保護にもなる、まさに一石二鳥の対策です。
また、パソコンが「スリープモード」へ移行するまでの時間も、少し短めに設定し直しました。お昼休憩でリビングに行ったり、急な来客対応で席を外した際、無駄に画面が煌々とつきっぱなしになるのを防ぐためです。ほんの数分の設定変更ですが、毎日のこととなればバカにできません。
最後に:我慢しない節約が、長く続けるコツ
電気代の節約というと、つい「こまめに電源を切る」「暑さ寒さに耐える」といった根性論になりがちです。しかし、仕事のパフォーマンスを落としてしまっては元も子もありません。
大切なのは、ガジェットの機能をうまく活用して「自動的に節約できる仕組み」を作ることです。一度設定してしまえば、あとは意識しなくても勝手に電気代が抑えられていく。これが、ストレスなく節約を長続きさせる最大の秘訣でした。
電気代の高騰はこれからも続くかもしれませんが、今の環境を見直す良いきっかけと捉えて、できるところから少しずつ工夫を始めてみませんか?浮いたお金で、週末に家族でちょっと美味しいものを食べる。そんな小さな目標を持つと、節約も楽しくなってきますよ!


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