イヤイヤ期の癇癪(かんしゃく)、乗り越えるためにやってよかったこと

体験談

スーパーの床に寝転がって泣き叫ぶ我が子。周りの視線が痛い。抱き上げようとすると、さらに激しく暴れる。

あの状況、何度経験しても慣れないですよね。「どうしてこうなった」と頭が真っ白になりながら、とりあえず抱えて店の外に出る。あとから振り返ると、自分もかなり消耗していたなと思います。

今回は、イヤイヤ期の癇癪(かんしゃく)について調べたことと、実際にやってみて楽になった対応をまとめてみました。

癇癪(かんしゃく)は「困らせるため」に起きているわけではない

まず前提として知っておきたいのが、なぜこの時期に癇癪が起きるのかという話です。

2歳頃になると、それまで一心同体だった親と自分が別の存在だと気づき始めるそうです。「自分は一人の人間だ」と認識すると、その存在を確立させることにエネルギーを使うようになる。これが自我の芽生えであり、イヤイヤ期が来る理由とされています。

つまり癇癪は、発達が順調に進んでいるサインでもあるわけです。

言葉が追いつかないもどかしさ

2〜3歳がイヤイヤ期のピークとされていますが、この時期の子どもは自分の意思を強く持つ一方で、それをうまく言葉にできません。

「自分でやりたい」「今すぐやりたい」という欲求は明確にあるのに、伝える手段が足りない。そのもどかしさが爆発するのが癇癪、という構造ですね。

そう考えると、親を困らせようとしているわけではないと理解できます。頭ではわかっていても、その場ではなかなか冷静になれないんですけどね。

親にぶつけてくるのは信頼の証

これも調べていて救われた話でした。

子どもが安心して自己主張できるのは、それまで築いてきた信頼関係があるからだそうです。自分の思いを受けとめてもらえる経験を積み重ねながら、自我を育てていく。決して上手な表現ではないけれど、そこには信頼があるということですね。

やってみて楽になった対応

① まず気持ちを言葉にして返す

頭ごなしに叱るのではなく、「〇〇したかったんだね」と気持ちを代弁して肯定する。これが一番効果を感じました。

自分の思いが受けとめられたと感じると、落ち着くことが多いそうです。実際、「わかるよ」と一言添えるだけで泣き方が変わることがありました。

解決しようとせず、まず受けとめる。順番を間違えないのがポイントだと思います。

② 選択肢を2つ用意する

「着替えるよ」だと拒否されるので、「青い服と赤い服、どっちにする?」と聞く方法です。

自分で決めたという感覚があると、すんなり進むことがあります。この時期は「自分でやりたい」が強いので、その欲求を満たす形に持っていくわけですね。

ただし選択肢を3つ以上にすると迷って余計にこじれるので、2つがちょうどいいと感じました。

③ 事前に予告しておく

遊びを突然中断させられるのが、癇癪の大きな引き金になります。

  • 「あと5回すべったら帰ろうね」と回数で伝える
  • タイマーを見せて「これが鳴ったらおしまい」と決めておく
  • 出かける前に「今日はスーパーだけ寄って帰るよ」と伝えておく

心の準備ができていると、切り替えのハードルがぐっと下がります。時間の感覚がまだ曖昧なので、回数やタイマーなど目に見える形にするのがコツです。

④ 危険がなければ、少し待つ

すでに爆発してしまったあとは、何を言っても届きません。

安全な場所に移動させたうえで、落ち着くまで静かにそばにいる。無理に説得しようとするより、結果的に早く収まることが多かったです。

落ち着いてから「さっきは悲しかったね」と振り返る。この順番のほうが伝わります。

⑤ 要求が通る成功体験にしない

癇癪は「不都合な現実」→「取り除く手段」→「目的の達成」という流れで捉えるといいそうです。

つまり、泣き叫んだ結果おもちゃが手に入れば、その手段は有効だと学習してしまう。ここは心を鬼にして、一度決めたことは変えないほうがお互いのためだと思います。

とはいえ毎回徹底するのは無理なので、余裕があるときだけでも意識する、くらいで十分だと感じています。

親側のダメージをどう減らすか

対応の話ばかりしてきましたが、正直いちばん消耗するのは親のメンタルです。

  • 外出先での癇癪は、そのまま帰る前提で予定を組んでおく
  • パパとママで交代する。限界の前に「代わって」と言えるようにしておく
  • 周囲の視線は気にしない。同じ経験をしている人のほうが多い

イライラするのは自然なことで、余裕があるときだけでも寄り添えれば十分だという指摘を読んで、少し気が楽になりました。子どもが2歳なら、親としてもまだ2年目。うまくできなくて当たり前なんですよね。

気になるときは相談していい

一般的なイヤイヤ期の癇癪は、数か月から半年ほどで次第に収まっていく傾向があるとされています。起こる場面や時間もある程度限られることが多いようです。

一方で、頻度が非常に高く長期化している、家庭でも園でも繰り返し起きている、頭を打ちつけるなど自分を傷つける行動を伴う、といった場合は、背景に別の要因があることもあります。

気になることがあれば、自治体の子育て相談窓口や、園の先生、かかりつけの小児科に話してみるのがいいと思います。相談すること自体が悪いことではありませんし、早めに知っておいたほうが対応の選択肢も広がります。

まとめ:終わりが来ることを知っておく

渦中にいるときは永遠に続くように感じますが、イヤイヤ期は成長の一段階です。自我が育っている証拠であり、いずれ落ち着いていきます。

完璧に対応しようとせず、できる日にできる範囲で寄り添う。それで十分だと思います。今日うまくいかなくても、明日また向き合えばいいんですよね。

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この記事を書いた人

ケイスケ

子育て中のパパ。買って使ったもの、選ぶときに調べたことを、家族の時間が増えたかどうかで正直に書いています。

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